開園中
―「月光の雪景色」―
雪が降ったように咲き乱れる花の光景を称えてその地に名付けられた『如雪園(じょせつえん)』。
その一画に春と秋に150種、450株のバラが咲く『神宮ばら園』はございます。
園内では、皇族の女性のお名前が付いたプリンセス・マサコ、プリンセス・ミチコ、プリンセス・アイコをはじめとする
プリンセスローズ各種や世界の著名人の名が付けられたバラなどが咲き誇ります。
園内に広がる多種多様なバラの色彩と甘く芳醇な香りをお楽しみください。
『花の女王』といえばバラのこと。
白、ピンク、紅、橙、紫、黒・・・様々な色彩や香りは世界中の人々を虜にしてやみません。
神宮会館の山の手に広がる如雪園。その貴賓休憩所の周りに、ばら園が開園したのは昭和62年(1987)、秋のこと。
地元のバラ愛好家の熱意で開園され、その後、丹精込めて整えられたバラの花園、『神宮ばら園』をご案内します。
バラの甘い香りが降りそそぐ、つるバラで彩られたトンネル・アーチをくぐると、
品種ごとに育てられた多種多様なバラが皆さまをお迎えしています。
白く香り高いホワイトクリスマスやビロード色のパパメイアン、
紅茶色のブラックティーには目を奪われます。
また20世紀最高のソプラノ歌手のマリアカラスや往年の宝塚スター天津乙女、
第16代アメリカ大統領リンカーンなど世界の著名人の名が付けられたバラも園内には咲き誇ります。
加えて、ばら園の東側斜面、神宮会館と隣接する花壇にはプリンセスローズが植え並びられています。
プリンセス・ミチコ、プリンセス・マサコ、プリンセス・アイコをはじめとして、
我が国のロイヤルファミリーからお名前をいただいた美しいバラに、
そのお姿を重ね合わせてご覧ください。
『元日や 神代のことも 思ハるゝ 守武』
ばら園内の一角には、俳祖荒木田守武の句碑がございます。
俳祖、守武が生きた時代に思いをはせ、今を盛りと色とりどりに咲き誇るバラを望みながら、
一句を詠んでみてはいかがでしょうか。(ばら園開園中はご覧いただけます)